カテゴリー  [ その他二次創作SS ]

スティーブ・ジョブズ「絶対売れなさそうな商品を全力でプレゼンしてみるか!」

2020-12-02 (水) 12:01  その他二次創作SS   1コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/10/24(土) 21:57:37.94 ID:TIMAbq6F0

ジョブズ「手始めに昨日思いついた、水に濡れると縮む水着をプレゼンしてやろう」

秘書「頭沸いてんのかテメエ」

営業「会社はテメエのものじゃねーぞコラ」

ジョブズ「何言ってんだボケども。今のアップルがあるのは俺のおかげだろーが」

秘書「うるせえ。んなもん作って誰にメリットあんだよ」

ジョブズ「いーから黙って俺のプレゼン見てろ。必ず100万枚売り捌いてやっから」




理樹「謙吾にラブレター書くことになった…」

2020-12-01 (火) 12:01  その他二次創作SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/23(日) 14:23:30.84 ID:EHCUCfR90

廊下

女子生徒「あ、あの…君直枝君だよね…」

理樹「えっ?そうですけど」

理樹(残暑が過ぎ、そろそろ脳裏に秋という言葉が浮かび上がる季節になってきた。そんなある日、廊下を歩いていると1人の見慣れない女子生徒から声をかけられた)

女子生徒「こ、これ宮沢君に渡してくれない?絶対他の人には秘密でね!」

理樹(そう周囲を警戒しながら僕に渡したのは一通の白い手紙だった。ハートのシールで留められたそれは誰がどう見てもラブレターにしか見えない。実際恥ずかしそうにそそくさと去っていく彼女の姿を見ると間違いではないようだ)

理樹「ち、ちょっと一方的な!」

理樹(僕の抗議の声も聞かず彼女は一瞬でその場から姿を消した)

理樹「困ったな……僕こういうのは苦手なのに」

理樹(親友へのラブレターほど受け取って気まずい物はない。実際どんな顔して渡せばいいのか……ともかく渡さないという選択肢もないのでひとまず預かることにした。放課後、謙吾が1人の所に隙を見てさっさと渡してしまおう。おそらく名前は書いてあるだろうし後は当人達で解決させるはずだ)




【異世界かるてっと】アクア「私が風紀を乱してる?」

2020-11-25 (水) 12:01  その他二次創作SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/10/16(金) 22:35:36.74 ID:e1HSzniB0

~昼休み前 女子更衣室~

エミリア「今日の体育のテニス、楽しかったね」

シャルティア「わらわの渾身のスマッシュで相手は手も足もでなかったでありんす」

レム「カズマ様、顔面にモロくらって白目むいてましたが大丈夫でしょうか…」

ダクネス「ああ、あれはなんとうらやま…心配だな」


アクア「ほら!はやく着替えないと食堂のいい場所取られちゃうわよ!」ヌギヌギ

女子一同「・・・・・」




小岩井吉乃「ちなみに今は何も穿いてない」 真壁政宗「わざわざ言わんでよろしい」

2020-11-23 (月) 17:49  その他二次創作SS 政宗くんのリベンジ   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/10/17(土) 21:19:31.35 ID:bB3VyAocO

「豚足」
「……その呼び方はいい加減やめてくれ」

その日、俺は師匠こと小岩井吉乃に呼び出され、残虐姫こと安達垣愛姫がいつも昼食を食べる際に使っている体育倉庫へ足を運んだ。

引き戸を開けて中に入ると埃っぽい倉庫内の真ん中に置かれた跳び箱の上にひとりの女生徒が座っていて、俺のことを"豚足"呼ばわりする彼女こそが、呼び出した張本人である小岩井吉乃であり、俺の抗議は無視された。

「用件を伝える」
「なんだ、急ぎの用か? ひとまず聞こう」
「愛姫さまの秘密を教える」

安達垣愛姫の秘密。それを暴露するらしい。
家令見習いとして安達垣愛姫の邸宅に住み込みで働いている小岩井吉乃ならば、誰にも知り得ない秘密を握っているのは必然である。
安達垣愛姫に恨みを抱いている俺からすると、間違いなく弱みとなるその秘密とやらが是が非でも知りたい。しかし、相手は曲者。

「どんな交換条件を突きつけるつもりだ?」

小岩井吉乃は、手強い。油断せずに慎重に。

「条件は特にない」
「特にない? 無条件で秘密を提供するってのか? いや、そんな上手い話は……」
「強いて言うなら……」

きた。やはり、油断大敵。生唾を飲み込む。

「少し長い話になるから、お茶でも飲みながら授業をサボって付き合って欲しい」

出された条件はあまりにも緩いものだった。
優等生の俺としてはサボるのは気が引けるが、背に腹は変えられない。頷き承諾した。




【咲】郁乃「邪魔すんで~」一美「邪魔するなら帰って」

2020-11-05 (木) 12:01  その他二次創作SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/10/07(水) 23:05:41.68 ID:foas3yt30

キャラ崩壊・設定崩壊注意




2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/10/07(水) 23:08:55.73 ID:foas3yt30

時期は4月か5月か6月あたり

郁乃「はいよ~ってなんでやねん」

郁乃「あ、善野さんお見舞い品やで~」

一美「お、ありがとう。えーなになに」ガサゴソ

郁乃「ほらこの前善野さんが読みたいって言ってた本やで」

一美「あれか。すっかり忘れとったわ」

郁乃「え~ひどいわ~」

一美「そーりーそーりー」

郁乃「それ戒能ちゃんの真似?」

一美「せや。似てる?」

郁乃「全然~」

一美「わかったらええねんわかったら。あ、次の見舞いでは漫のお好み焼きほしいわ」

郁乃「本人に直接頼んだ方が喜ばへん?てかこの前カレー持ってきたときに匂いがきつい物はやめてって怒られたばっかりやん」

一美「だから郁乃に頼んでんねん。ばれて怒られるときは一緒や」

郁乃「そんないらんとこで一緒になってもな~」




タツマキ「す、好きじゃないわよ……」サイタマ「じゃあ、やめるか?」

2020-11-04 (水) 12:01  その他二次創作SS ワンパンマン   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/10/03(土) 22:31:24.98 ID:OrrkKALEO

「んぅ……」

その少女はその晩、眠れぬ夜を過ごしていた。

「……全然眠れないわ」

真っ暗な寝室のベッドに横たわり、膝を抱えるように丸くなっている小さな少女は、いつもよりさらにちっぽけな存在に見えた。

「なんなのよ……アイツ」

まるで子供が悔しがるように歯を食いしばりながら不満を口にする少女の頬は、湧き上がる怒りか、はたまたそれ以外の感情によって赤く染まっていて、閉じた両のふとももを擦り合わせる。

「いきなりこの私を抱きしめるなんて……」

少女の不満の理由はとある同業者の突発的かつ不可解な行動に起因する。

「この私が身動きひとつ取れないなんて」

その男は見るからに弱そうな奴だった。
にも関わらず、完璧に動きを封じられた。
無論、即座に脱出を試みたが出来なかった。

「私を誰だと思ってるのよ……」

彼女の名前はタツマキ。戦慄のタツマキだ。
ヒーロー協会に所属し、ランキングは2位。
つまり、この世界で2番目に強い存在だ。
1位のブラストは現在消息不明なため、実質的に彼女はもっとも強いヒーローとも言える。

「……私は強い」

見た目は小さな少女だが、彼女は強いのだ。

「強い筈なのに……どうして」

どうして、あの男を振り払えなかったのか。




ヴィクトリカ「久城……私も、君のことが大切だ」久城一弥「ヴィクトリカ……」

2020-11-04 (水) 00:07  その他二次創作SS GOSICK   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/10/06(火) 22:34:54.42 ID:e55HzmPuO

「うーむ……」

ここは新大陸。陽は沈み、辺りは真っ暗。
ニューヨークの街にひっそりと建つ古びたアパルトマンの一室にて、耳を澄ますと、何やら1匹の小さな仔狼が唸っているようだ。

「久城の奴め……どういうつもりだ?」

人語を口にするこの小さな仔狼の名は、ヴィクトリカ。新大陸に渡る際に姓は捨てたので、ただのヴィクトリカである。

「気持ち良さそうに寝息を立ておって」

端正に整った顔立ちはビスクドールを思わせるほどに人間離れしており、しかしその声は枯れていて、まるで老婆が話しているようにも聞こえる。無論、彼女はうら若き乙女だ。

ヴィクトリカは長い睫毛を重たそうにパサパサ瞬きして隣で寝息を立てる青年を見つめていた。彼は彼女のパートナー、久城一弥だ。

「ひとの気も知らずに……ぐーすかと」
「むにゃ……ふふっ。ヴィクトリカったらグリンピースが鼻の穴に入ってるよ。いくら嫌いだからってそんなところに入れたら……」

あられもない一弥の寝言に、ピキリと。
陶磁器のようなヴィクトリカのこめかみに血管が浮き出て、丸くて愛らしい額を縦断するように、深い深いシワが眉間に寄った。




【異世界かるてっと】めぐみん「閉じ込められてしまいました」

2020-11-03 (火) 12:01  その他二次創作SS 異世界かるてっと   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/10/04(日) 22:51:53.89 ID:qYTIriQs0

~体育倉庫~

めぐみん「参りましたね」

スバル「ああ、参ったな」

めぐみん「まさか…」



2人「体育倉庫に閉じ込められてしまうとは…」




【モンスター娘のお医者さん】スカディ「変態でも医療行為してくれますか?」

2020-10-20 (火) 12:07  その他二次創作SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/09/28(月) 22:53:12.55 ID:NxatYvMV0

スカディ「グレン医師のおかげで、私は病から解放された」

スカディ「彼にはとても感謝してる」

スカディ「でも、それで改めて気付いたことがある」

スカディ「私は…」




スカディ「裸を人に見られるとすごい興奮することに…」




ライオン「俺は百獣の王だ」ダイヤモンド「私は絶対砕けない」

2020-10-19 (月) 00:07  その他二次創作SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/09/27(日) 16:09:41.19 ID:fp9nHmjG0

202X年──

日本某所にて『世界スゴイもの展』というイベントが開かれようとしていた。



どんなイベントかというと、その名の通り

世界中に存在する『スゴイもの』を展示するというもの。



さて、そんな『スゴイ展示品』の中に、

“百獣の王”と名高いライオンと、“世界最硬”を誇るダイヤモンドの姿があった。




【MH】ハンターの生態日記【SS】

2020-10-18 (日) 00:07  その他二次創作SS   0コメント  
1: ◆fLjbOQKhFQ 2020/09/22(火) 23:19:42.44 ID:Qhmq1tVK0



・よく華々しく紹介されるハンターですが、現実的にその裏には様々な悲劇もあるんだろうなぁと思い、それを書き表してみます。

・地の文ありで書くのは初めてなので、気になる点などあればご指摘ください。

・描写的に一応閲覧注意でお願いします。




【SS】中華屋に住む男の娘キョンシーの冷めたフェ ラと卵ケツアク メ

2020-10-13 (火) 00:07  その他二次創作SS   1コメント  
1: ◆w6dD5E97Zw 2020/09/27(日) 00:44:41.38 ID:gBEUqLCd0

男「アイヨ!餃子とレバニラお待ち!」

男「ビールと醤油ラーメンとカツ丼ね。アイヨちょっと待っててね!」

町の片隅で男は細々と中華料理屋を営んでいた。



客が帰り、店じまいした頃、店の業務用冷蔵庫から男の娘キョンシーがのそりと出てくる。

男の娘キョンシー「……ン」

くんくん。

ぬぼーと死んだ眼でキョンシーは男の用意したまかないのチャーシュー丼をもそもそと食べ始めた。

男は血の気の通っていない可愛らしいキョンシーの唇を見つめる。

独り身で性欲を持て余している男はズボンのファスナーからイチモツを取り出しシコシコシゴいて勃起させる。




【ひぐらし】魅音「け、圭ちゃんのオットセイにカリフラワーが!?」

2020-10-12 (月) 00:07  その他二次創作SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2020/09/23(水) 20:35:17.60 ID:H90pPn340

~昭和58年 8月~

魅音「いや~! みんな今日はうちに来てくれてありがとう! おじさん、今日のために腕によりをかけて料理を作ったからね。ささ、遠慮せずに食べてよ!」

圭一「うおおおお!!? な、なんだこの豪華な料理たちは!? 魅音、本当に食っていいのか!?」

詩音「ええ。どうせ鬼婆も慰安旅行だかでこの家にいませんから。お姉の作った料理なんかでよければいくらでも食べちゃってください」

魅音「あ! こら詩音!! あんた勝手に何言ってんの!? っていうか、私はあんたを呼んだ覚えはないよ!!」

詩音「やだ、お姉ったら。怒っちゃって怖い☆ ひょっとして更年期?」

魅音「むきー!! 誰が更年期か! 誰が!!」




【女子高生の無駄づかい】バカ「ぶんかさい」

2020-10-04 (日) 18:19  その他二次創作SS 女子高生の無駄づかい   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/09/14(月) 23:26:05.39 ID:fGn2QmGh0

ワセダ「さて、そろそろ文化祭の出し物を決めなければいけないのだが…」

ワセダ「べつに何をやっても構わん」

ワセダ「ただし、1つだけ条件がある」

ワセダ「女子大生を沢山呼ぶこと」


ワセダ「以上だ」


生徒達「・・・・・」




羽川翼「それが……我が主人のお望みとあらば」阿良々木暦「決まりだな」

2020-09-28 (月) 12:01  その他二次創作SS 化物語   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/09/08(火) 22:36:31.22 ID:lUuaoiGOO

月の裏を見たことがあるか。

多くの人たちにとって、その質問自体が意味不明だと思うけれど、ある程度の趣旨はわかる。
月は自転と公転周期が同期しているーー要するに常に同じ面を地球に向けているので、地球上では肉眼で月の裏側を観測することが出来ないことから質問として成り立っている。

無論、科学や工業が進歩を遂げた現代ならば、探査機やら有人ロケットを打ち上げて月の裏側を観測することか容易なのは言うまでもない。

それらの手段を用いて撮影された画像は現代人ならばインターネットなどですぐに見つけられるのだけど、それを実際に肉眼で見た者は宇宙飛行士に限られ、極々少数であると言えよう。

興味がある者はそれを見てみたいという理由だけで宇宙飛行士を目指しても良いくらいロマン溢れる話ではあるけど、興味のない者にとってはネットで画像検索するだけで済む話である。

この物語はそんな理屈で私、羽川翼が観測したーーいや、希望的観測を基に綴ったーー阿良々木暦の裏側にまつわる物語なので、やはり興味のある者だけが読むべきものだと、そう思う。

「どうか、私の血を吸ってください」

あの日。高校2年の最悪で最低で最高の春休み。
吸血鬼となった阿良々木くんに自らの首筋を差し出したその瞬間から、物語は幕を開ける。

阿良々木暦の裏側。裏の顔。夜の王の、素顔。

私はそんな物語を望んで、彼の眷属となった。




ココア「ティッピーがいっぱい」

2020-09-28 (月) 00:07  その他二次創作SS   0コメント  
1: ◆N.3fwTpjCY 2020/09/08(火) 21:40:17.38 ID:qk8ObxF0O


チノ「そんな細胞分裂みたいなことあります!?」

ココア「あるんだよ!私は昨日!確かに!この目で!見たんだよっ!!」

チノ「そんな強調することですか!?」

ココア「あれは衝撃だったよ……」


~回想~

ココア「ん~やっぱりティッピーはもふもふだなぁ~」モフモフ

ティッピー「…………」モフモフ

ココア「反動をつけてー……っと」モフモフ

ポンッ

ココア「……あれ?」

ティッピー「!?」

ココア「ティッピーが増えた!?」エエエエエ!?




小宮果穂「クズミさんがゴミを捨て」

2020-09-26 (土) 12:01  その他二次創作SS   0コメント  
1: ◆eodXldT6W6 2020/09/06(日) 07:20:51.08 ID:sPru/fk9O

『MIU404』の登場人物、久住(演:菅田将暉)と小宮果穂が公園で出会って話をするSSです。




2: ◆eodXldT6W6 2020/09/06(日) 07:23:01.68 ID:sPru/fk9O


「いつもこんなゴミ溜めの中に埋まっていると、それを求めてしまうし、それが安心になるんだわ。」 ──ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー『ゴミ、都市そして死』





久住「暑いなぁ~」


 影の無い白く光る通りを歩きながら、久住は紙袋を持った手をぶらぶらさせながらまいったように声をあげた。


久住「あかん、ちょっと休も」


 若々しい緑色が目に入り、そちらに目を向けると桜の木に囲まれた公園が地面に影を作り、避暑地のふりをして人を呼び込んでいるのが見えた。

 そこはすべり台、ブランコ、ジャングルジムといった典型的な遊具がある典型的な公園だった。

 久住は空き缶やペットボトルが無分別のまま溢れ出しているゴミ箱を一瞥してから自販機に小銭をいれた。500mlペットボトルのコーラを買うと、久住はベンチを探して公園を見渡しながら歩いた。




鹿賀りん「ダイキチが悪いんだよ?」河地大吉「ああ……俺が悪い」

2020-09-22 (火) 00:17  その他二次創作SS うさぎドロップ   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/09/02(水) 22:06:07.68 ID:VrI1bENjO

「手、繋がないと危ないんだよ?」
「……あい。すんません」

女の子が思った以上に強くて、そして時々弱いという当たり前の事実を、俺は自分の祖父の忘形見である鹿賀りんと同居するようになって初めて知った。

「りん、俺ちょっと買うものあるから……」

その日、電車を乗り継いで大型ショッピング・モールを訪れていた俺は、連れてきたりんと別行動を取るべく待ち合わせ場所を決めようとしたのだが。

「あっ! い、居ない……?」

繋がないと危ないと言われて繋いでいた小さな手がいつのまにか解けて、りんの姿が見当たらないことに気づき、青ざめる。

「りーん! りん、どこだぁー!?」

人混みで大声を張り上げる三十路の中年男性に周囲の視線が刺さるが、知ったことか。
今の自分はあの小さな少女の保護者であり、その身を守る義務がある。故に叫び続ける。

「りーん! 返事しろー! りーん!!」
「お店の中で叫んだらいけないんだよ?」
「りんっ!?」

振り返ると、そこには探し求めたりんが居て、さっきまで繋いでいたその手には何故か紐が上に向かって伸びていて、真っ赤な風船に繋がっていた。たまらず、問い詰める。

「どこに行ってたんだ!? ていうか、その風船はどうした!? 誰から貰った!?」
「あそこに居るくまさんがくれたー」

りんの指差す方向を見るとたしかに熊が居て、着ぐるみの手には沢山の風船が握られており、どうやらあのくまの着ぐるみから風船を貰ってきたらしい。存外、近くに居た。




アルコ&ピース平子「夏の概念と夢の国」

2020-09-16 (水) 03:02  その他二次創作SS 芸能人   0コメント  
1: ◆z.6vDABEMI 2020/08/26(水) 23:17:23.65 ID:qUczw4Pjo

2021年はひどく穏やかな8月を迎えた。その穏やかさったら恐ろしいくらいで、無風の海のようだ。凪っていうんだっけ?見た、ちょっと前にアニメで見た。まるで日本の全てから一切合切、騒音が消え去ってしまったかのようにすら感じる。
暁を覚えることを知らない眠気にぼんやりと遠くの方を見ると、散り際を間違えた桜がひらひら、強い風に吹かれては遠くの方までひゅるると飛んでいってしまった。

桜だ。

「キレイだねー」

そんな子供達の声が聞こえる。

夏らしくない。
いや、違う。
そんなレベルじゃない。



「夏が、来ない。」



8月の平均気温はここ数年の統計をとっても29度前後、比較的高めの温度で推移しているらしい。が、今年は30度超えどころか25度にも届かない日が続いている。エアコンを付けなくて済むのはありがたいが、かと言って夏のあの強烈な日差しがないのは寂しいばかりだ。
こんなことになっているのは、なんでも日本、それも東京だけらしい。涼しい風が頬を撫でる、本当に今は夏なのだろうかとスマートフォンのカレンダーを見直したが、やっぱり8月。俺の見間違いじゃない。
───まるでコンクリートジャングルが夏と言う概念を忘れてしまったみたいだ。
……なんて、なんだか詩的な言葉が頭をかすめる。

そもそも6月くらいから、全く平均気温が5月と変わらないという話になって皆が不安がっていた。扇風機の売れ行きも悪いと業界が頭を抱え、観光地はいわゆる避暑地も大きくは盛り上がっていないそうで、ワイドショーでは連日その話題に時間を割いているような有様。
異常事態だ、と学者達が騒ぎ立てる。会議は熱量をはらんだが、されど進まず。東京だけ、というのが余計に分からなかった。海外の学者もあれやこれやと調べて論文をいくつも発表したが、どれも確信に至ることはなかった。残念ながら、原因を特定することができなかったってこと。
東京五輪がうまいこと行って良かった、と言いたいところだが、それとこれはまた別の話。海外選手も『東京の暑さに対応するために練習してきたのに、涼しすぎて体が動かない』なんていう始末だ。

今日も日中は22度、ひどく穏やかな日差しが車を照らした。鮮やかなベガスイエローも、柔らかな光のおかげか心なしか目に優しく見える。

それにしても、8月の桜なんてきっと前代未聞だろう。だが、平均気温があまりにも低すぎたせいで、ここまで開花時期がズレ込んでしまった地域が複数あるらしい。そんなの、ありえんのか?なんて疑問があったが、実際こうして目の前にあるのだから飲み込むしかないのだろう。セミ達は鳴こうとしているが、気温が上がりすぎないせいか妙に元気がなく思えた。




五更瑠璃「それで、飲むの? 飲まないの?」高坂京介「わかった……頂くよ」

2020-09-12 (土) 12:01  その他二次創作SS 俺の妹がこんなに可愛いわけがない   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/08/24(月) 21:33:09.87 ID:tDpFUbRvO

高坂京介は高坂桐乃の兄である。

兄弟仲は京介が高校2年に上がるまでは最悪で、ひょんなことから妹の桐乃のオタク趣味が発覚して兄妹のわだかまりは薄れた。

そもそも桐乃は実の兄である京介に異性としての好意を抱いており、そうとは知らずに京介は才能溢れる妹に劣等感を抱き、距離を置いて接していて、その兄のよそよそしい態度に桐乃は反感を抱き、兄弟仲は拗れていた。

どちらが悪いということはなくどっちもどっちという長い兄弟喧嘩を続けていた2人の関係は一見複雑なようでその実、簡単だった。

単純にコミュニケーション不足だったのだ。

見た目は全然似ていない癖に、変なところで似通っているのは流石兄弟というべきか。

何はともあれきっかけは何でも良く、適度に言葉を交わしてお互いを知ろうとする努力をすればいずれ分かり合えるのは必然である。

「まさかお前がそんなことを言うとはな」
「私だって、少しは人間的に成長したわ」

不敵に笑うと彼はさも嬉しそうに破顔した。